大型車のエンジン、普通車のエンジン
その栄養の専門家はある健康飲料を手にして言う、「ダンプカーを動かすのに必要なエネルギー量と普通車を動かすエネルギー量は違うことはわかるでしょ?」と。これは肥満体の人が痩せることとそれほど肥満体ではない人が痩せることの違いのことを説明している時のたとえ話だ。ようするに、体脂肪もついて大きくなった体を動かすということはそれまでよりもより大きなエネルギーを消費することとなるため、同じ手法で痩せようとしているそれほど肥満体でない人と比較すると効果に大きな差が出がちで、見た目も「派手な」肥満体の人に目がいってしまいがちで誤解してしまう、ということだ。そしてもう一つ付け加えて言ったのは「社会学」の視点の重要性だ。その人が独居生活者であるのか、地域のコミュニティ活動などに積極的に参加しているか、など。単純な生化学データだけではなく、その人のライフスタイルや社会とのつながりの有無や濃度が健康に大きな影響与えているということだ。どちらが主でどちらが従というわけではなく、双方に影響を与えあっているものなのだろう。
来年度からはじまる特定健診・特定保健指導だが、画一的な指導や生化学データに依存した指導は誤った結果を導き出す指導に陥りかねない、ある種の不安を感じさせられた。
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